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◆家計簿の基本編はこちら
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【週に10分】家計簿の基本の付け方
家計簿の目的とは
前回もふれましたが、家計簿は何のために書くのでしょうか。
色々理由はあると思いますが、
自分(家族)の自己実現のため
私はこれが多くの人に当てはまることだと思っています。
能動的なお金の使い方の全体像
自己実現(のツールとしてのお金)につながる家計簿は、3原則があります。
- 大切なことにお金を使うこと
- 大切でないことの出費を減らすこと
- 予想できない出費に備えていること
これらを可視化させたものが、家計簿です。
大切なことにお金を使う
「今」大切なこと
この「大切なことにお金を使う」には、2種類あります。
それは、「今」と「未来」です。
「今」大切なことへの支出というのは、今という性質上、毎月の固定費と変動費に関わる部分が多いです。
よって毎月の固定費と変動費を見直すことが、まずポイントになります。
固定費を見直す
ここからは具体例(我が家の家計簿の固定費)を元に、ご説明します。
◆高めの金額設定(我が家が価値を置いているもの)
・住居費・・・いわゆる人気エリアに住んでいるので、部屋は狭いのですが、ここにこの金額で住めてラッキーと思っています。
・学校・・・この時はまだ幼稚園でしたが、どうしてもこの園に行きたかったので、この金額で満足でした。(給食&バスなし)
・おこづかい・・・夫のお小遣いです。ギャンブルや酒タバコもやらない、飲み会も断る(苦笑)。そんな夫の趣味のために少し高めにしていると思います。
◆低めの金額設定(重要ではないもの)
・LAN&携帯電話・・・在宅勤務なのでWifi必須です。そのWifiに携帯も繋げられるため、携帯は格安SIMにして運用費を下げています。
・保険・・・ローンがないため、生協の掛け捨て保険に入っています。また、夫の会社の福利厚生が充実しており、怪我や入院の場合はかなり補填していただけるのもありがたいです。
・サブスク・・・Apple Musicだけ入っています。毎日車に乗るので、主にドライブ用です。
こんな感じで、項目のひとつひとつについて考え、「もう少し払うともっと幸せかもしれない」or「大切でないから、もっと下げよう」と、調整する作業になります。
見てないサブスクや、もう行ってないジムなど、向き合ってみると意外と出費が他に回せるかもしれません。
テクニック【1】
固定費は、価値観にあっているか、見直す
変動費を見直す
こちらも我が家の変動費です。
変動費が面白いのは、項目も自分で決められる場合があることです。
◆高めの金額設定(我が家が価値を置いているもの)
・食費・・・子供が小さいこともあり、健康第一という気持ちがとても強いです。そのため添加物や農薬をなるべく避けて、栄養のある食材を自宅で調理しています。(3人3食、ほぼ週7で家で食べます。)
・交際、レジャー・・・子供と思い出をたくさん作りたいので、高めにしています。(旅行費は別途先取り貯蓄しています)
・教養・・・絵本を読むことを大切にしているので、ほぼ絵本代になります。イレギュラーなおもちゃもここから支払います。(子供の洋服は、クレジットカードのポイントで買います。)
・健康費・・・家族が不調な時に家でする、お灸を買ったりします。あとは玄米や味噌などもここから買うこともあります。
◆低めの金額設定(重要ではないもの)
・外食・・・こちらは「もう今日はめんどくさいので、外に食べに行こう!」という外食だけの項目です。(お出かけした時の食事は、「交際費」へ)健康のために、最小限にしています。
・医療・・・あまり病院に行かないので、こちらで足りています。
いかがでしょうか。
こんな風に変動費についても、ひとつひとつ検討して見てくださいね。
テクニック【2】
変動費は、価値観にあっているか、見直す
「未来」において大切なこと
「未来」において大切なことについては、こういったものがあります。
例:先取り貯蓄
・来年から副業のスクールに通う予定
・旅行費
・欲しいブランドのバックがある
・2ヶ月に1回いくコストコ費
・美容院費
考えるだけでワクワクしますね。
こういった「既に心で決めている予定」に対しては、項目を作り、毎月の給与から少しづつ「先取り貯蓄」をすると上手く行きます。
なお、その際の保管方法ですが、私はよくインスタグラムなどでみる、こちらのケースを利用しています。
(現金管理です。)
(お金を入れたら、ハンコを押します。楽しくて大好きな作業です^^)
専用の口座に、まとめて入れておいてもいいですね。
その際は、引き落としなどのない口座が溜まりやすいです。
テクニック【3】
項目を決めて、毎月先取り貯蓄をする
大切でない出費を減らす
「何に使っているのかすら、よくわからない」から脱却する
何に使っているのかすらわからないという状況が、一番の貯蓄の敵だと思います。
とりあえずでも家計簿をつけて見ると、意外と大切でないことに気がつくことができます。
価値観にあっていない、いわゆる無駄を減らせるかもしれません。
テクニック【4】
とにかく現状把握が第一歩
年間で見ると取り扱いやすい項目もある
水道・電気・ガス代は、意外と家計簿上で扱いにくい項目だと感じています。
なぜなら、季節によってばらつきがあるからです。
冬は電気やガス代が高くなりますが、春秋は比較的落ち着いています。
水道は請求は2ヶ月に1回請求がきますので、毎月は払いません。
こういったバラつきのあるものに対しては、毎月の予算を決めて、年間で見ることがコツです。
そうすると、変動に左右されずに済むからです。
私もムーミン家計簿で、写真のようなページを設けてアナログで管理しています。(私は年間で36万円で見ています。)
年間で余った水光熱費があれば、(後ほど説明する)特別費に回すこともできます。
水道・電気・ガス代は、(利用できてありがたい気持ちは前提にあるけれど)できれば抑えたい支出ですよね。
しかし、最初の1年をつけると、大まかな傾向がつかむことができ、来年度に活かすことができます。
例えば、8月はエアコンが高そう→扇風機を併用する、最新のエアコンに変えてみるなど、意外と対策はあります。
冷蔵庫の節電方法なんかも、調べると簡単にできるものもありますよ。
テクニック【5】
年間で確保した方が、扱いやすい項目もある
ただし、これにはデメリットもあります。
毎月の収支が1円単位では合わなくなってきます。
よって、年間で帳尻が合えば良いという方や、私のように割と大まかに書いている人のみ、上記の方法がオススメです。
未知を既知にしておく
「本音では痛い出費だけれど、数年以内に払わないといけない支出」ってありますよね。。
◆例:短期貯蓄
ふるさと納税
車の車検
自動車保険の更新
親戚費(お年玉、母の日や父の日、親戚のお誕生日プレゼントなど)
家賃の更新
こちらに関しては、正直に言うと減らすことが難しい場合が多いです。
しかし、「事前に用意しておく」と、いざという時に慌てなくてすみます。
これについても短期貯蓄しておくことがコツになります。
テクニック【6】
2〜3年で決まっている出費は、毎月短期貯蓄しておく
なお、我が家ではこちらも無印良品のパスポートケースに、現金を入れて管理しています。
突発的な出費に備える
何にいくら使っているのかを把握し、短期的な出費を用意していても、予想できない突然の出費というものがあります。
その突発的な出費のためにも、ある程度お金を用意しておくことをおすすめします。
なお、こちらはいわゆる長期的な貯蓄とは別です。
項目として「特別費」を年間で用意しています。
例:特別費
・新しい家電を買う
・資格を取ることになったので、初期費が必要
・習い事の初期費用(ユニフォームなど)
・毎月の家計簿で、少し赤字が出た分の補填
・車や自転車で事故にあい、保険以外で支払いが生じた(レンタカー代など)
こちらの金額をいくらにするのかは、割と悩みどころです。
我が家では毎年30万円用意しています。余った場合、次の年の特別費へそのまま使います。
なお、一番多いのは、家電の買い替えです。
テクニック【7】
特別費を用意する
まとめ
- 固定費は、価値観にあっているか、見直す
- 変動費は、価値観にあっているか、見直す
- 先取り貯蓄を設ける
- とにかく現状把握が第一歩
- 年間で見ると取り扱いやすい項目もある
- 短期貯蓄を設ける
- 特別費を設ける
これが、私が上達し、貯蓄できるようになった家計簿のテクニックです。
ぜひみなさまの家計簿にも取り入れてみてくださいね。